「ひまわり教室」 早期発達支援教室のご案内
視覚に障害のある0歳から5歳のお子様とおうちの方を支援します。
早期の支援が子どもたちの世界を広げます!お気軽にご相談ください。
高知県立盲学校 地域支援・相談室
1 こんな心配はないですか!?
見えているかどうかわからない・・・。
生まれた時、医療機関で眼の障害や病気があると言われた。
何だかとっても近づいて見るんだけど。
よくつまづいたり物にぶつかったりするなあ。
ひまわり教室は、小さな悩みでも気軽に相談したり、必要な情報を得たりできるように、また、お子さんの状態に応じた楽しい遊びを親子で体験し、ほっとする温かいひとときを過ごせるように・・・というねらいをもった教室です。
ひまわり教室のあそびは、自分のこと、身の回りのことをわかりやすく楽しみながら伝え、外の世界の魅力をたっぷりと手渡せるようなメニューになっています。さらに、保育園や幼稚園、小学校へのスムーズな橋渡しができるよう、お子さんの担任の先生方に眼のことや配慮事項についてお伝えする訪問支援等も提案させていただいております。
お子さんの眼のことや見え方のこと、また、あわせて生活の中での疑問や心配ごと、困りごとがあるお父さん、お母さん、保育園や幼稚園の先生方、どうぞお気軽にご相談ください。
「ひまわり教室」は、わが子の眼の見え方のことで不安があるお父さんお母さんのための子育て支援の場でもあります。
2 見えにくい・見えないということは・・・
私たちは様々な情報の約8~9割を、目から取りこんでいます。そのため、その情報が十分に入らないことにより、歩行やコミュニケーション、身辺処理等の活動制限と社会生活における参加の制約がでてきます。幼い頃は、周囲の様子を見ながら自然と成長することも多くあるので、様々なものごとについて正しく丁寧に教えてあげなければ、目からの情報と経験が不足し、発達や生活、学習にまで影響が出ます。
3 早期教育の必要性
視力の発達は、生後間もない時は、0.02~0.03程度ですが、4・5歳くらいまでに発達していきます。6歳頃には、視力が安定して1.0になります。また、その後ほぼ8歳で大人のレベルに達するといわれています。乳幼児期に見えていないだろうといわれていた子どもでも、見ることへのアプローチをすることで、ある程度見えるようになるケースがあります。早期に対応することでこれらが改善してきます。また、目の代わりに、触覚や聴覚を十分活用できるようになるために、それらを意識した活動に取り組む必要があります。子どもが大きく発達するこの時期に必要なアプローチをすることが、とても重要になってきます。
4 ひまわり教室の内容
おはよう あいさつ、名前、歌
音楽リズム 季節の歌、手遊び
体を動かそう リトミック、サーキット、外気浴
やってみよう 触って確かめる、じっくり見る、手指のいろいろな使い方、豊かなイメージづくり
季節・行事のあそび体験 プール、芋掘り、クリスマス他
子育て、福祉に関する情報提供や相談、交流タイム
5 相談日について
ひまわり教室
0~3歳
毎月第1・2・3水曜日 10:00~11:00
場所は、盲学校ひまわり教室(106教室)
4~5歳
毎月第4水曜日 10:00~11:00
場所は、盲学校ひまわり教室(106教室)
ひまわり教室の見学や参加はいつでもできます。ご希望の方は、お気軽にご連絡ください。なお、開催のない場合がありますので、事前にご確認ください。
◆就学前個別相談
随時行っています。事前にご予約下さい。
小学校入学を控えたお子さんの学習環境づくりを支援します。
内容 見えづらさへの対応、視覚補助具や文房具の使い方や練習、学校生活への準備についての相談等。
お子さんの眼のことや見え方のこと、また、あわせて生活の中での疑問や心配ごと、困りごとがあるお父さん、お母さん、保育園や幼稚園の先生方、お気軽にどうぞご相談ください。
相談内容は厳守しますので、他に漏れることはありません。
6 交通のご案内
電車・バスでのご利用は、「上町1丁目」下車北へ徒歩10分
JRでのご利用は、土讃線「円行寺口」下車南へ徒歩13分
7 問い合わせ先
高知県立盲学校 地域支援・相談室
郵便番号780-0926 高知県高知市大膳町6-32
幼稚部
目と見え方の親子相談
目と見え方の親子相談 盲学校発
盲学校では、目と見え方に心配のある赤ちゃんや子どものための相談を実施しています。
心配事はありませんか?
外で太陽の光をまぶしがる。目を細めたりつぶったりして見る。つまずいてこけることが多い。頭をかたけてものを見る等
見る 弱視のお子さんの場合はテレビや絵本に対し極端に近づいて見ることがあります。自分の見えやすい距離ではっきりと見ようとしているので、叱らないであげてくださいね。
あそび 音楽を聞いたり楽器を鳴らす以外でも、遊具やおもちゃも扱い方の工夫次第であそびの楽しさが伝わります。いろいろな楽しみ方をたくさん経験させてあげましょう。
発達 育ちは一人一人違うもの。こんなことが不安だなあ、心配だなあということがあれば一人で悩まず、一緒に考えていきませんか?
聴く 大きな音や騒がしい場所が苦手な人もいます。静かで安心でき、じっくり聞ける環境も大切ですね。
食べる 食器を置く位置はいつも同じにしてあげるとわかりやすいですよ。最初は手づかみでも大丈夫、安心して手をのばす気持ちを大切に。
お子さんの目や見え方に関する心配ごと、わからないことで悩んでいませんか?乳幼児期は、視覚発達が促されるとても大切な時期です。盲学校は、一人ひとりの見え方と目の状態にあわせて、子育てのコツ、わかりやすい声かけや関わり方、楽しめるあそび等、ご家族と一緒に考えていきたいと思っています。
ぜひ、一度ご相談ください。保育園・幼稚園に訪問支援も行っています。 ホームページもあわせてごらんください
問い合わせ先 高知県立盲学校 〒780-0926 高知県高知市大膳町6-32 電話088-823-8721 FAX088-873-9643 E-mail mo-s@kochinet.ed.jp
見えない、見えにくい成人の方の相談
高知県立盲学校では、見えない、あるいは見えにくくなって不便を感じている成人の方のための教育相談を実施しています 病院等で両眼の矯正視力がおおむね0.3未満の方、視力以外の視機能障害が高度の方などが入学の対象になります 盲学校には、視覚障害者を対象とした職業学科があり、あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師の国家資格取得を目指して学習できます
高等部本科保健理療科・専攻科理療科について
盲学校では視覚障害者のための職業学科を設置しています
・眼のことが原因で離職し、なかなか就労先がない
・学校を卒業したが眼のことが原因で就労が難しい
・突然見えにくくなり今の仕事を続けていけるか不安である
という方は、新たな道への第一歩を検討してみませんか?
高知県立盲学校
高知県立盲学校 学校案内
盲学校は、こんな学校です。
入学基準 両眼の矯正視力がおおむね0.3未満の方、または視力以外の視機能障害が高度の方で、拡大鏡などの使用によっても通常の文字、図形等の視覚による認識が不可能、または著しく困難な方。
盲学校は、幼児から成人までの視覚に障害のある方が学んでいます。
幼稚部(3年)対象年齢は3才以上 卒業後は幼稚園修了資格
小学部(6年)卒業後は小学校卒業資格
中学部(3年)卒業後は中学校卒業資格
高等部 本科と専攻科がある。
本科 普通科(3年)中学校卒業対象 卒業後は、高等学校卒業資格
本科 保健理療科(3年)中学校卒業対象 卒業後は、高等学校卒業とあん摩・マッサージ・指圧師の国家試験受験資格
専攻科(3年)高等学校卒業対象 卒業後は、あん摩・マッサージ・指圧師、はり師・きゅう師の国家試験受験資格
入学に関しては事前にご相談ください。
自立活動
視覚障害による学習上または生活上の困難を改善・克服し、自立を図るために必要な学習を行います。
学習
幼稚園・小学校・中学校または高等学校に準ずる教育を行います。
高等部の専門教育
・保健理療科:あん摩・マッサージ・指圧に関する教科
・専攻科理療科:はり・きゅう・あん摩・マッサージ・指圧に関する教科
大きくはぐくむ 友愛 協力 感謝
「わかった」「できた」・・・一つ一つの小さな発見や学習の積み重ねが、未来へ向けての大きな行動力と豊かな想像力を形づくります。高知県立盲学校では、そんな子どもたちの歩みを保護者の方々と共に見守り、毎日のさまざまな学習や体験を通じて「友愛」「協力」「感謝」の心を大きく育んでいます。
ひまわり教室
視覚に障害のあるお子さんの発達や子育てについての相談と支援、そして保護者が交流する場として、早期発達支援教室(ひまわり教室)を開設しています。また、小学校入学を控えたお子さんに対し、視覚補助具や文房具の使い方、練習、相談等を随時行っています。
寄宿舎
学齢児から成人までを対象とし、自宅が遠方の場合など通学に困難な方が入舎しています。寄宿舎指導員・舎監・栄養士等が学習環境や健康面等生活全般にわたっての指導と支援を行います。
本校卒業後の進路状況
就労
公務員 県立施設職員 施術所の開業 医療機関内でのマッサージ施術 高齢者デイサービス内でのマッサージ施術 訪問マッサージ 等
進学
本校高等部本科保健理療科や専攻科理療科への進学 国立吉備高原職業リハビリテーションセンター 筑波大学附属視覚特別支援学校 等
障害者支援施設
就労継続支援B型 生活介護 等
入学について
小・中学部は随時。幼稚部、高等部は入学選考があります。
教科書、授業料については経費はかかりません。
入学ご希望の方は、教育相談にご来校ください。
視覚障害教育支援センターとは・・
本校では、視覚障害教育支援センターとして、高知県全域の乳幼児から成人の視覚障害児者、その家族や支援者の相談窓口となり、視覚障害教育の専門性をもってライフステージに応じた教育的支援を行っています。
視覚障害教育支援センターでは、サポート部を中心に本校の全教職員・寄宿舎指導員がセンターの一員として活動を行っています。
〈活動内容〉
・乳幼児対象の早期発達支援教室(ひまわり教室)を開催しています。
・県内各地域の保育・幼稚園、小学校、中学校、高等学校等へ訪問し、指導方法や支援に関する相談、情報提供を行います。
・来校による教育、進路、合理的配慮についての相談、情報提供を行います。
・進路に関する情報提供及び支援を行います。
・見えない・見えにくいことによる様々な不便さを解消するための方法や補助具の使い方に関するアドバイスを行います。
・視覚障害教育に関する研修を行います。
・視覚障害関係機関(行政、福祉、眼科)や専門家(視能訓練士、理学療法士、作業療法士等)と連携してサポートします。
・関係機関と連携し、視覚障害に関する理解啓発を推進します。
ルミエールサロン
高知県障害福祉課と連携をし、視覚障害者のための支援補助具や生活便利用具をそろえたサロンです。視覚障害者生活訓練指導員が対応しています。
高知県立盲学校
上町1丁目電停から北へ徒歩10分
〒780ー0926 高知市大膳町6-32
TEL(088)823-8721 FAX(088)873-9643
E‐mail:mo-s@kochinet.ed.jp