手術はすべて月曜〜土曜日まで毎日行っています。外傷など緊急性があれば時間外にも対応しています。それぞれの病状は個々で異なりますので、担当医までお問い合わせ下さい。(入院応需)
◆硝子体手術とは?
眼の奥には硝子体というゼリー状の物質がつまっています。
硝子体手術とは、これを取り除く手術のことです。
適応疾患は硝子体出血、黄斑上膜、黄斑円孔、網膜剥離、
増殖型糖尿病網膜症、黄斑浮腫などです。
◆手術まで
手術の3日前から抗菌剤の点眼を行っていただきます。
◆手術について
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手術は直径約0.5mmの穴を3ヶ所開けて、そこから器具を出し入れして、硝子体を切除・吸引していきます。
- ご病状によってご入院頂きます。
- 50歳以降の方では硝子体手術を行うと白内障が進行するため、多くの場合白内障と同時手術を行います。
- 手術中の網膜の状態によっては、手術終了時にガスを眼内に注入することがあります。その場合、手術後には一定期間(約1週間)のうつ伏せ安静が必要となります。
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当院では最新小切開硝子体手術システムを取り入れて手術をおこなっております。
小切開で無縫合手術が可能になり、患者様により低侵襲の手術治療を提供できるようになりました。
◆合併症
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硝子体手術は機械のめざましい進歩に伴い、近年非常に洗練され安全なものとなりましたが、やはり手術である以上、まれではありますが合併症が起こることがあります。
■術後眼内炎
手術の傷口から細菌が目の中に入り、細菌感染を起こすことがあります。頻度的には非常に稀ですが、追加の処置が必要になったり視力に後遺症が残る可能性があります。
■駆逐性出血
非常に稀ですが、手術の最中に突然眼内で大出血を起こすことがあります。この場合、最善の処置を行っても視力に後遺症が残る可能性があります。
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