手術はすべて月曜〜土曜日まで毎日行っています。外傷など緊急性があれば時間外にも対応しています。それぞれの病状は個々で異なりますので、担当医までお問い合わせ下さい。(入院応需)

◆流涙症とは?

悲しくもないのに常に涙が潤んで外に流れてしまう症状のことをいいます。涙があふれるため視野がぼやけたり、何度も拭くため瞼がただれたりします。ひどい場合には目やにがでて眼が腫れることがあります。

◆原因は?

涙は涙腺でつくられて眼の表面を潤した後、上下の涙点から涙小管、涙嚢、鼻涙管を通って、鼻の奥に流れていきます。この通り道がどこかで閉塞すると、流涙症となります。

◆検査

涙の通り道を調べるため、涙点から食塩水を流して検査をします。(通水検査)点眼麻酔をおこなった後、おこないます。

◆治療

症状が軽度の場合、点眼で様子を見る場合がありますが、手術治療が主な治療方法です。手術は局所麻酔で行います。

手術方法

1)チューブ挿入術
涙道の閉塞部位を直径1mmの涙道内視鏡で確認して、穿破し再開通させます。その後チューブを涙道内に挿入し、術後約3ヶ月は入れっぱなしにします。(異物感はありません)以前は盲目的におこなっていましたが、涙道内視鏡が開発されたため手術成績が向上しました。手術は局所麻酔、日帰りでおこないます。

2) 涙嚢鼻腔吻合術
涙道に非常に強い閉塞があると、チューブ挿入術だけでは治すことはできません。涙嚢の鼻側にある骨に小さな穴を開けて、鼻に通り道(バイパス)を作ります。手術は局所麻酔、入院でおこないます。

◆術後経過

術後1週目に通水検査をおこないます。その後は3週間に1回検査をおこない、約3ヶ月の時点でチューブを抜去します。

発症から治療までの期間が長いと再閉塞することがあります。その場合は再手術になります。




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